4月3日付けのブログにて、配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」にて演奏&トークのライブ配信を始める旨アナウンスさせて頂きました。

早いものでライブ配信開始から100日が過ぎました。

若干3ヶ月強ではありますが、この間に得られた経験値は当初の予想以上に高く、当初のメイン目的ではなかった収入面についても3ヶ月目で10万円以上の報酬を得る事もできました。

せっかくなので、このタイミングで現時点での所感をまとめておこうと思います。結論から大雑把にまとめれば、この3ヶ月で得たものは沢山ありますが、自身の生活スタイルが大きく変わったためにバランスが崩れた部分も大きく、色々と課題もある・・・というのが率直に思う所です。

それぞれについて簡単に列挙してみましょう。

【ポジティブな面】

●ライブ配信を通じて、現場演奏の勘が戻ってきた。

●イチナナの中での交流からリアルなつながりに発展する面白さ

●OBS配信のスキルを獲得(→オンラインレッスンの精度が各段に向上)

●ギフト(投げ銭)による直接収入

●教室の生徒さんが増え、教材の利用者が増えた(間接収入)

スキルアップにつながり、収入も得られるので、その点はとてもポジティブです。

「だったら文句ないじゃないか!」

と思われるかもしれませんが、今度はイチナナのダウンサイド(負の側面)についても述懐させて頂きます。

【ネガティブな面】

●色々な情報が数値化されランキング形式で公開されている

●それゆえ競争心を煽られやすい

●のめり込んだ結果、かなりの時間やお金をイチナナにつぎ込むことも

それなりのイチナナ経験者であれば、苦笑しながら「あるある。。。」と思われる方も少なくないでしょうが、イチナナをやった事がない方、あるいは経験が浅い場合は、この部分が今一つピンと来ないと思いますので、若干補足説明をさせてください。

まずイチナナではどんな情報がどの程度オープンになっているかという事についてお話しますが、氏名・住所などの個人情報は守られているものの、各人の配信実績データ(誰が、どのぐらいの時間を配信していて、誰から、いくらのギフトをもらって、結果的にいくら稼いでいるのか)は全てオープンになっています。

関西の方が、世間話のついでに

「給料ナンボ?」

と尋ねて、関東の方がドン引きするという話を聞いたことがありますが

イチナナでは、その気になれば、どんなライバーの情報でも簡単に知ることができるんですね。

たとえば、私の7月の配信データについて、19日(月)16:30の時点ではこんな風になっています。

この獲得ベイビーコインが、イチナナでのライバーの収益に相当します。ざっくり言えば、ここに表示されている10分の1ぐらいが、円換算した場合のライバーの収入になると思って頂ければ分かりやすいでしょう。(ちなみにベイビーコインと日本円のレートは3コインで1円ぐらいで、リスナーがライバーに送ったコインの3分の1がライバーの収入になる感じです)

私の場合、現時点で8万円ぐらいの収入があるという話になります。

ここで強調しておきたいのは、このデータは自分自身の確認用ではなく、イチナナのアプリをインストールしていれば、誰でも同じ情報にアクセスできるという事。

さらに、獲得ベイビーコインの内訳(どのリスナーが、どれだけのコインを投げているのか)まで具体的に全て知ることができます。

そうすると、どうなるか?

これは人にもよりますが、私の場合は人様のデータもかなり気になってしまいます(笑)。

配信を始める前から、イチナナという市場で有利な属性は「若さ」「可愛さ」「愛嬌」であり、この3つを兼ね備えた上に、楽器演奏などの一芸をもったライバーは本当に強い事は分かっていました。

中年男性(44歳)の私は、前者の3属性は有しておりませんので(笑)、あまりイチナナで稼ぐというつもりはなかったのですが、当初の予想以上の収入が得られるようになってくると、俄然欲が出てくるのが困ったものです。。。

イチナナの配信には「初配信」「歌」「楽器演奏」「ゲーム配信」「占い」「V-LIVER」など、色々なカテゴリーがありますが、以下「楽器演奏」のカテゴリーに注目し、私が色々な配信をどのように観ているのかをお話します。(かなりストレートに書きますが、あしからず。。。)

私が楽器演奏枠の配信を評価する上では、3つの軸があります。

①演奏力

②配信力(企画構成、コミュニケーション、エンタメ・バラエティ性)

③イチナナ力(容姿などの属性、スコアアップの仕組みなどイチナナのルールを把握した上での上手い立ち回り、良く言えば戦略的なGIVER気質、揶揄すれば返報性や錯覚資産など心理的ファクターを巧みに利用した振る舞い方)

実はこの3つの軸について、それぞれのプライオリティがこの3ヶ月で私の中で大きく変化しました。

配信を始める前の考え方:

①演奏力(70%) ②配信力(20%)、③イチナナ力(10%)

現在の考え方(配信4か月目):

①演奏力(40%) ②配信力(30%)、③イチナナ力(30%)

この変化の背景についてざっくり補足しますと、配信前はイチナナで稼ぐつもりは殆どなかったので、自身の演奏家としてのスキルと、エンターテイナーとしてのスキル向上の手段としてイチナナを利用するつもりでいましたが、現在では配信そのものへの興味関心が各段に増大し、演奏力やエンタメ性以外の周辺的な部分についても観察と分析をするようになった事があげられます。

以前は「中身のないニセモノ」と軽んじていた配信に人が集まりコインが飛んでいる現実を自分の価値観を横において冷静に分析するようになった結果、イチナナの特殊性と捉えていたものが、自分自身も含めた人間心理に共通する部分、人間の根底にある欲の構造とリンクして、面白いものが見えてきたのは予想外の収穫でした。

先の3軸でいえば、銀座のラウンジピアニストとして自身の演奏力とエンタメスキルに磨きをかけるのは当然として、ライブ配信としての人気・評価(視聴者数・視聴時間数・獲得コイン数)についても目標を設定することで、自身のビジネスセンスやセルフプロデュース力にも磨きをかけていきたい、というのが現在の心境です。

この心境に至るまでに、自分の中でも紆余曲折があり、心理的にナーバスになったり、イチナナに過剰な時間を割いて生活バランスが崩れたりする事もありましたが、「ワーク・ライフ・バランス」ならぬ「ライブ・ライフ・バランス」が4カ月目にして、ようやく取れてきたように思えます。

自身の配信に対しての方針自体は、配信前も3ヵ月を経た今でも基本的には変わりません。

『配信を通じて自身のレベルアップが図れるか?』

この質問にYESを答えられない仕事はしないのが私のポリシーであり、逆に言えば何かの仕事を受けるからには、この質問にYESを答えられる具合に持っていきます。

今後もイチナナの世界である程度の結果をコンスタントに出していきたいと思っており、そのための基本指針として私はフィリップ・コトラーが提唱した『マーケティングの4P』を採用しています。

※ここから先は、イチナナ未経験者はピンとこないと思うので、読み飛ばして頂いても全く差支えありません。

Product (製品)・・・配信それ自体に魅力はあるか?

Price(価格)・・・リスナーの立場からみて有料ギフトを投げたいと思うか?

Place(販売場所)・・・認知度を高めるためのスコア・アーミー・Tierなどのルール把握と効果的な利用

Promotion(販売促進)・・・いわゆるリス活もやり方次第では効果的なプロモーションになり得ます。ただし他枠での宣伝行為は基本的にご法度なので、やり方はよくよく考えて・・・

自分の配信企画について考える際、マーケティングの4Pは分かりやすいフレームワークになります。

この他に私が重要視しているのは、次のテーマです。

それは

共感 ⇒ 好感

私はライバーとして配信する時間以外にも、リスナーとして色々な枠を観に行きます。「上手いなー!」と思える配信はこの仕掛け方が本当に絶妙で、思わず応援したくなってしまうんですね。もっとも当の本人からすれば仕掛けているつもりなどなく、自然にそのような形になっているのかもしれません。

(逆についてもストレートに申し上げれば、リスナー視点が欠如した配信、GIVE&TAKEのバランスがTAKEに偏った一方的なライバーは、たいした結果を出していません。この両者の特徴を一言でまとめれば「自分勝手」という事になり、それが反感⇒嫌悪という逆のスパイラルに通じることは客観的に考えれば当然とも言えます)

ひとまず、配信3ヶ月経過時点での所感を自身のマイルストーンとして残しておきます。

自身の経験として、あるいは一つの社会実験として、1年間はイチナナ配信を通じて色々な企画を試してみようと思っていますので、半年後、1年後の自身の心境が変化についても、また記録を残す予定です。

このブログをここまで読んで頂いた事に感謝申し上げます。

もしご興味や共感を持って頂けたのであれば、ぜひ私の配信にも遊びにきてみてください♬

17LIVE(イチナナ)にて

らうんじPianist

というアカウントにて定期配信しております。

曜日ごとに内容を変えた企画配信をしておりますので、よければ17LIVEのアプリをインストール、らうんじPianistをフォローの上、タイムラインから配信内容をチェックしてもらい、気になる配信に遊びに来てください!(^^)!